インコちゃんの話(その2)
(久しぶりのインコちゃんの話の続きです。前回の話「インコちゃんの話(その1)」はペットのカテゴリにありますので、興味のある方はそちらも読んでくださいませ)
鳥だから自由に飛ばせたい。籠の鳥にはしたくない。そんな飼い方が何度もの脱走へとつながったのだが、その気持に揺るぎはなかったので、インコちゃんは食べる時と寝る時以外、籠に居ることはなく、家中を飛び回っていた。家全体がインコちゃんの鳥篭のようだった
もちろん、出ていかないよう窓の確認はしっかりと心掛けて、だ。そして時々は、外の空気を吸わせようとインコちゃんを籠に戻して、軒下に籠をぶら下げて風にあたらせたりもしていた。そんなある日、いつものように軒下に籠をぶら下げて、インコちゃんの日干しをしていて何気に鳥篭を見たら、籠の上にちょこんとインコちゃんが止まっていた。一瞬「あら、インコちゃん、籠の中より、やっぱ外がいいよね」とほのぼのしく見た後、血の気が引いた。ソト?そと?外!インコちゃんはじっと籠の上に座って、私と目を合わせては小首を傾げて私を見る。私も状況が理解出来ず、小首を傾げる。誰がインコちゃんを外に出したんだぁぁぁ!!!と頭が真っ白になった。とにかく、家に入れよう。そ〜っと籠を軒下から下ろした。インコちゃんが飛んだら、もうおしまいだった
しかし、インコちゃんは賢かったのか?!じっと動かず、そのまま家の中に入れることに成功した。冷や汗がどっと出た。誰もインコちゃんを出したものはいない、と言うより出すわけがなく、じゃあ、自分ででたのか?と見張っていると、インコちゃんが扉をカタンカタンと上下に動かし、上手いタイミングで籠の外へ出て来た。「インコちゃん、凄い!!」と単純に褒めて喜んでいる場合じゃないのだが、思わず拍手してしまった。後日、ペットショップに行くと、鳥の脱走防止留め金具、のようなものが売っていて、初めて鳥が自分で籠を開けて出て行くことを知り、ん〜と唸りすぐにその金具を購入したのは言うまでも無い
つづく
鳥だから自由に飛ばせたい。籠の鳥にはしたくない。そんな飼い方が何度もの脱走へとつながったのだが、その気持に揺るぎはなかったので、インコちゃんは食べる時と寝る時以外、籠に居ることはなく、家中を飛び回っていた。家全体がインコちゃんの鳥篭のようだった

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